めまいの原因まとめ|受診すべき診療科と治し方、対策法も合わせて解説


めまいの原因

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BoDiSIL編集部

  • 急に真っすぐ立っていられなくなる
  • バランスが取れなくなって転んでしまう
  • 横になっているのにめまいがする

このようなめまいは、日常生活に大きな影響を及ぼす症状です。

めまいに悩む人は厚生労働省の国民生活基礎調査によると約240万人にも上るとされ、決して珍しいものではありません。

ここでは、そんなめまいに悩む人に向けて、めまいの原因を解説するとともに、めまいの対策法も合わせてご紹介します。

めまいの症状で悩んでいる人のリアルな声


https://twitter.com/Vq43H/status/1000754653246603265


めまいの症状・原因

突然目が回って、真っすぐ立っていられなくなった。

足元がふわふわとおぼつかなくなって、転んでしまった。

このようなめまいに悩む人は、決して少なくありません。

めまいは、日常生活に大きな影響を及ぼすものです。

できることなら、きちんと治したいですよね?

めまいには、大きく3つのタイプがあります。

それぞれのタイプとその原因を詳しく見ていきましょう。

1.フワフワめまい

耳鳴り

雲の上を歩いているような、ふわふわとした感覚が特徴の「フワフワめまい」は、症状はそれほど重くないものの、長い時間続くことが多いめまいです。

フワフワめまいの原因は、耳の奥にあります。

耳の奥には、私たちの体の加速度や重力を感じる「耳石器(じせきき)」という器官があるのですが、この器官にトラブルが起きると、体の感覚がうまく脳に伝わらなくなり、ふわふわとしためまいが起きてしまうのです。

耳の奥に原因があるめまいは、めまいと同時に耳鳴り難聴といった症状が現れることが多いとされています。

2.グルグルめまい

めまい

グルグルと回っているようなめまいは、耳の奥にある「三半規管」のトラブルによるものです。

三半規管は私たちの体の動きをとらえる器官で、ここにトラブルが起きると、体の平衡感覚が狂って回るようなめまいが起きます。

グルグルと回るようなめまいは、突然強烈な症状が現れることが多いめまいです。

人によっては立っていられなくなったり、嘔吐してしまうこともあります。

3.立ちくらみのようなめまい

立ちくらみ

急に立ち上がった時などに感じる立ちくらみもまた、めまいの一つです。

これは耳や脳に異常があるわけではなく、一時的に脳に送られる血液が足りなくなることで起きます。

生活のリズムが乱れたり強いストレスを感じたりして自律神経が乱れると出やすくなるめまいです。

めまいの背後に病気が隠れていることも

めまいの中には、背後に大きな病気が隠れているものもあるので注意が必要です。

めまいと同時に起きる注意しなければいけない症状
  • 強い頭痛
  • 物が二重に見える
  • 手が震える
  • 手に力が入らない
  • 顔がしびれる

このような症状が出た場合、脳の病気を疑い、早急に病院を受診してください。

めまいの症状が見られる代表的な病気には次のようなものがあります。

メニエール病

内耳リンパにトラブルが起きる病気です。40代以降の人に多く見られ、グルグルと回るようなめまいがします。

前庭神経炎(ぜんていしんけいえん)
風邪にかかったあと、1~2週間ほどして突然強いグルグルとしためまいが表れます。その症状は強烈ですが、2~3週間程度で自然に良くなります。
脳卒中(脳梗塞、脳出血)
脳の血管が詰まったり、脳の血管から出血したりして平衡感覚を司る部分に障害が出ると、めまいが起こります。
めまいの種類やめまいが続く時間は、脳のどの部分で脳梗塞・脳出血が起きたかによって異なります。
急な強い頭痛、手に力が入らない、吐き気がする、顔や手足がしびれるといった症状が表れたらできるだけ早く病院を受診してください。

めまいの治し方、対策方法

それでは、めまいがした場合はどうすれば良いのでしょうか?

「フラフラするな」と思ったら次のことを試してみましょう。

めまいがしたらとにかく安静に

しゃがむ

まず、めまいがしたら安静にすることが大切です。

その場に腰を下ろし、しばらくじっとしていましょう。

無理に立ち続けていると、倒れてケガをする恐れがあります。

横になれるのであれば横になる、しゃがむなどしてできるだけ姿勢を低くして倒れてケガをするおそれを無くしましょう。

ツボを押してみる

めまいに効くツボを押してみるのも良いでしょう。

めまいに効くツボは、「翳風(えいふう)」「竅陰(きょういん)」の2つが有名です。

「翳風(えいふう)」と「竅陰(きょういん)」
引用元:http://savvypalace.com/587.html

「翳風」は、耳の後ろにあるツボです。

耳たぶのすぐ後ろのくぼみを、心地良いと感じる程度の強さで優しく押してみましょう。

深呼吸をしながら、左右同時に10回程度刺激してみてください。

「竅陰」もまた耳の後ろにあるツボです。

耳の後ろの真ん中あたり、「翳風」の斜め後ろ上にあります。

「竅陰」は親指以外の4本の指で刺激します。

深呼吸をしながら10回程度、気持ちが良い強さで刺激しましょう。

めまい外来を受診する

脳神経外科

頻繁にめまいが起きる、めまいで日常生活に支障が出ているという場合は、早めに病院を受診しましょう。

最近はめまい専門の「めまい外来」がある病院もあります。

近くに「めまい外来」が無い時は、脳神経外科または神経内科耳鼻咽喉科で相談できるので、足を運んでみてください。

日常生活で可能なめまいの予防方法

不快なめまいの症状はできるだけ減らしたいものです。

めまいは、毎日の生活に気を付けることで、ある程度予防することができます。

めまいに困っている人は、次の5つの点に気を付けてみましょう。

1.生活のリズムを整える

食事

普段夜遅くまで起きていたり、食事を抜いていたりしませんか?

生活のリズムが崩れると、自律神経が乱れてめまいが出やすくなります。

普段から生活のリズムを整えるよう意識しましょう。

1日3食バランスよく食べるように心がけ、十分な睡眠時間を確保してください。

また、適度に体を動かすことで血流が良くなり、めまいが起きにくくなります。

2.ストレスを溜めないようにする

趣味

生きている以上ある程度のストレスは仕方がないものですが、あまりに強いストレスにさらされると、自律神経が乱れてしまいます。

普段からストレスを溜めないように心がけましょう。

体を動かしたり、趣味に打ち込んだりしてストレス発散に努めてください。

3.カフェインは控えめに

カフェイン

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには神経を興奮させる働きがあるため、めまいを悪化させるおそれがあります。

もし普段からコーヒーや紅茶をたくさん飲むのであれば、量を減らすかデカフェのものに変えてみましょう。

コーヒーや紅茶以外にも、エナジードリンクをよく飲むという人も注意が必要です。

4.お酒・タバコは控える

喫煙

お酒の飲みすぎやタバコの吸い過ぎは、めまいにとって百害あって一利なしです。

お酒を飲みすぎると、平衡感覚が鈍ってめまいが起きやすくなります。

また、タバコに含まれるニコチンは血流を悪くするので、血液不足からくるめまいが起きやすくなります。

お酒もタバコも飲みすぎ・吸い過ぎに注意しましょう。

5.ゆっくり動くよう心がける

急に立ち上がったりすると、一時的に脳に送られる血液が足りなくなって、めまいがしてしまいます。

普段からめまいを起こすことが多い人は、ゆっくりと動くことを心がけましょう。

急に立ち上がったり、急にしゃがんだりすることは避け、次の動作に移る前にひと呼吸おくようにしてください。

立ち上がる途中でめまいを感じたら、すぐにその場に座ってしばらくじっとしているとめまいが治まります。

めまいは諦めずにしっかり治療を

めまいは、「めまい外来」があるほど、たくさんの人が悩んでいるポピュラーな悩みです。

しかし、多くの人は具体的な対策を行わないまま「体質だから仕方がない」とあきらめてしまっているのではないでしょうか。

めまいのタイプや原因に合わせた対策を行い、必要があれば早めに病院を受診しましょう。

不快なめまいを撃退し、快適な生活を取り戻してくださいね。

BoDiSIL編集部

本記事のポイントをおさらい
  • めまいにはメニエール病、前庭神経炎、脳卒中が原因の場合もある
  • ひどい時はめまい外来を受診する
  • めまい外来が近くにない場合、神経内科、耳鼻咽喉科、脳神経外科
  • カフェインやアルコール、タバコを控える
  • めまいに効くツボ、翳風(えいふう)と竅陰(きょういん)を押す
  • 生活リズムを整え、自律神経が乱れないようにする