頭痛に吐き気は危険なサイン?原因と10分でラクになる6つの治し方


大見貴秀

医師

大見貴秀 先生 監修

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BoDiSIL編集部

最近、

「スマートフォンの見すぎで頭痛と同時に吐き気がする」

「長時間デスクワークをしていると頭痛がして吐き気を伴う」

「気圧が下がると頭痛がする」

という人が増えています。

中には痛み止めが手放せないほどであったり、日常生活に支障が出てしまう人もいます。

しかし、吐き気を伴うような頭痛はカンタンなツボを押したり、ストレッチをしたりすることでずいぶんと軽減できることもあります。

今回は、医師の大見貴秀先生監修のもと、吐き気がする頭痛を軽減する方法をお伝えしていきます。

つらい頭痛をすぐにどうにかしたいという人は、是非、今回ご紹介する方法を試してみてくださいね。

監修ドクター

大見 貴秀医師

大見 貴秀 おおみ たかひで


専門分野:手術麻酔
所持資格:麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー
所属学会:日本麻酔科学会員、日本抗加齢医学(アンチエイジング)学会
その他株式会社DoctorsWorks 代表取締役社長

頭痛に悩む人たちのリアルな声

https://twitter.com/sakura_506/status/861882724235202562

頭痛に吐き気……どうにかしたい!

「なんだか頭がズキズキする」

「頭の中で鐘を鳴らされているみたいに痛む」

「あまりに頭が痛くて吐き気もしてくる」

頭痛の悩みは人それぞれに深刻なものです。

連日の頭痛のため、痛み止めが手放せず、日常生活に支障が出て困っている人もいるでしょう。

頭痛が起きるタイミングを前もって知ることができれば対処のしようもありますが、頭痛の多くは突然やってきます。

しかし、きちんと原因を知れば、痛み止めの力を借りなくても10分程度で痛みを和らげることが可能な場合もあります。

頭痛や頭痛に伴う吐き気から解放されたいと思ったら、まずは頭痛の原因を知ることから始めましょう。

頭痛の原因は?

頭痛の原因と聞くと、気圧の変化やストレスなどを思い浮かべる人が多いかと思います。

しかし、頭痛と一口にいっても、そのタイプはさまざまです。

代表的な疾患の一つずつ詳しい原因を見ていきましょう。

片頭痛(偏頭痛)

片頭痛(偏頭痛)は脳の血管が広がることによって、頭の片側に拍動するような痛みが出るタイプの頭痛です。

人によっては吐き気を伴うこともあります。

片頭痛になりやすいタイプ
  • 強いストレスを感じている人
  • 寝不足の人
  • 疲れている人

このような人に多いタイプの頭痛です。

また音や光による強い刺激でも引き起こされることがあります。

チカチカとする光が見えるなどの前兆を伴うイメージもありますが、必ずしも前兆を伴うわけではありません。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の緊張が続くことによって起こる頭痛です。

筋肉が緊張することで血行が悪くなり、筋肉に老廃物が溜まることで神経が刺激されて痛みます。

頭全体がぎゅっと締め付けられるように痛むのが特徴です。

緊張型頭痛になりやすいタイプ
  • 強いストレスを感じている人
  • 長時間同じ姿勢でいる人
  • デスクワークをしている人
  • スマートフォンを見過ぎてしまう人

群発頭痛

群発頭痛は、非常に痛みの強い頭痛です。

目の周りや目の多く、こめかみなどがひどく痛みます。

あまりの痛みに泣き叫んだり、周囲をのたうち回ったりする人もいるほどです。

吐き気や嘔吐を伴うことは少ないとされています。

命に関わる病気が原因の頭痛

頭痛の背後には大きな病気が隠れていることもあるので、素人判断は危険です。

頭痛を伴う病気には次のような病気があります。

  • 脳出血
  • 脳梗塞
  • くも膜下出血

頭痛を起こす病気の中には、命に関わることがある病気も多いので、頭痛が長く続いたり、激しい吐き気・嘔吐を伴う場合は、一度病院で詳しい検査を受けるようにしましょう。

女性の場合はPMSの可能性も……

女性の場合は、ホルモンバランスの変化やPMS(月経前症候群)によって頭痛が起きる場合もあります。

生理の10日ぐらい前から頭痛がする、わけもなく憂鬱になるなどの症状がある場合は、一度婦人科で相談してみましょう。

頭痛の治し方|10分でラクになる6つの頭痛改善法

頭痛改善

大きな病気やPMSなどの疑いが無い片頭痛や緊張性頭痛の場合、痛み止めを飲むことである程度痛みを緩和することができる場合もあります。

しかし、中には痛み止めの効果がイマイチだと感じる人、胃が荒れやすいといった理由で、できるだけ痛み止めは使いたくないという人もいるでしょう。

そんな時は次の方法を試してみてください。

1.冷やすまたは温める

片頭痛の場合は冷やす緊張性頭痛の場合は温めるのが効果的な場合があります。

吐き気を伴う片頭痛の場合は、首の後ろや頭を冷やして血管の広がりを抑えましょう。

保冷剤や氷枕などで冷やすことで痛みが和らぎます。

緊張性頭痛は肩や首の筋肉が緊張しているのが原因なので、ホットタオルなどで首の後ろや肩を温めてあげましょう。

最近は蒸気で患部を温める温熱器具なども市販されています。

デスクワークの合間などに使用してみるのもおすすめです。

2.ストレス発散を心がける

片頭痛も緊張性頭痛も、ストレスが関係していることがわかっています。

普段からストレスを溜め込まないようにしましょう。

イライラすることがあった時は、紙にイライラしていることを書きなぐって破って捨てたり、カラオケで大きな声を出したりして上手に発散してください。

感動できる映画や本に触れて涙を流すこともストレス解消には効果的です。

3.適度にストレッチをする

デスクワークなどで長時間同じ姿勢を取ることが多い人は、意識して1時間に1回は休憩するようにしましょう。

休憩中は軽くストレッチをするのがおすすめです。

首を回したり、肩を上げ下げしたりするだけでも、首や肩の筋肉の緊張がほぐれます。

座ったままできるストレッチも多いので、自分が気持ちいいと感じられるストレッチを探してみてください。

4.カフェインを摂る

片頭痛タイプの頭痛に悩まされている人は、コーヒーや紅茶を飲むのもおすすめです。

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、血管を収縮させる働きがあります。

普段息抜きに飲んでいるものを変えるだけでも頭痛を和らげることができます。

注意
ただしカフェインを摂りすぎると、夜に眠れなくなり倦怠感や睡眠不足による疲労感の原因となります。昼の15時以降はカフェインを避けるようにした方が良いでしょう。

5.静かな場所で横になる

片頭痛の場合は、静かな場所で横になって休むことが効果的な場合があります。

首の後ろや頭を冷やしながら、しばらく静かに休みましょう。

光や音も刺激になる場合があるので、暗く静かな場所で休むのが理想です。

アイマスクなどを利用して光を遮るのも良いでしょう。

6.ツボを押してみる

私たちの体にはたくさんのツボがあります。
もちろん頭痛に効くとされるツボもあるので、刺激してみてもいいかもしれません。

緊張性頭痛に良いツボ

百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんにあるツボです。頭痛や肩こり、眼精疲労に良いとされています。
指の腹で優しく押してみましょう。
印堂(いんどう)
眉間の真ん中にあるツボです。親指の腹などで優しく刺激しましょう。
頷厭(がんえん)
こめかみにあるツボです。髪の毛の生え際に指を当てて、口を開け閉めしたときに動く場所にあります。

片頭痛に良いツボ

合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指の骨が交わるところの少し人差し指側にあるツボです。片頭痛だけでなく様々な症状に良い万能のツボとされています。
崑崙(こんろん)
くるぶしの外側とアキレス腱の間のくぼみにあるツボです。
頭痛やめまい、吐き気などに効果があるとされています。

我慢のし過ぎは禁物!

単なる頭痛だからといって我慢しすぎは禁物です。

もし今回ご紹介した方法を試しても痛みが和らがない場合や、突発的な激しい痛みがある場合、手のしびれや脱力などの神経症状を伴う場合は、早めに病院を受診しましょう。

背後に大きな病気が隠れている可能性もあります。

大きな病院には「頭痛外来」という頭痛専門の診療科がある場合もありますので、お近くにある場合には受診を検討してみてはいかがでしょうか。

BoDiSIL編集部

本記事のポイントをおさらい
  • 頭痛には片頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛がありそれぞれに合った対処法を
  • 女性はPMS(月経前症候群)の場合もある
  • ストレス発散とツボ押しは非常に有効である
  • 我慢できない時は「頭痛外来」を受診する