ぎっくり腰の治し方|自宅でできる応急処置とやってはいけないNGポイントとは!?


ギックリ腰
和也迫田

整体院 和-KAZU-院長

迫田和也 先生 監修

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BoDiSIL編集部

ふとした拍子に腰に走る激痛……

ぎっくり腰になると身動きもままならなくなってしまいますよね。

海外では「魔女の一撃」とも呼ばれる厄介な症状です。

どんな体勢をとっても痛みはなかなか治まらず、病院に行っても痛み止めを出されて終わり。

ということも珍しくありません。

しかし、ぎっくり腰にはすぐに痛みを和らげられる応急処置の方法があります。

本記事では、整体院 和-KAZU-院長の迫田先生監修のもと、ぎっくり腰の応急処置の方法からやってはいけないNGポイントまでを解説いたします。

監修者

迫田和也ファスティングマイスター

迫田 和也 さこだかずや


整体院 和-KAZU- 院長
一般社団法人分子整合医学美容食育協会 湘南中央支部長
資格:エキスパートファスティングマイスター、柔道整復師(国家資格)、筋膜ヨガインストラクター
備考:3日間のファスティングプログラムサービス、3daysFastingDietを運営

ぎっくり腰の症状で悩んでいる人はたくさんいる


https://twitter.com/kazumaxzk151/status/1004727106981384192


ぎっくり腰の治し方|応急処置

では、ぎっくり腰になってしまったらどうすれば良いのでしょうか?

ここでは治療を受けるまでの応急処置の方法をお伝えします。

養老のツボを刺激する

養老のツボ

ぎっくり腰になったら、養老(ようろう)というツボを刺激してみましょう。

養老は、手首の小指側にある「尺骨」という骨の近くにあります。

手首の小指側に出っ張っている骨はありませんか?

その下をぐっと押してみましょう。「ツボを刺激されている」という感覚があるところが養老です。

ぎっくり腰になったら、この養老を手前に引くようなイメージで刺激してみましょう。

養老を刺激すると肩甲骨と股関節の動きがスムーズになり、腰が動きすぎるのを防ぐことができます。

注意
養老はあくまで応急処置、一時的な回復であることにご注意ください。ぎっくり腰の根本的改善には肩甲骨周りや股関節まわりの固さを取っていく必要があります。
参考動画

腰に手当てをするのはNG

ぎっくり腰になって腰が気になるのは分かりますが、腰に湿布を貼ったり、腰を揉んだりしてもぎっくり腰は直りません。

腰に手当てをするよりも、股関節の前部分を筋肉の硬さをとる方が効果的です。

股関節の前部分は、座った状態で伸ばします。

ぎっくり腰予防にも効果的なので、気が向いたときに行ってみましょう。

    股関節前側のストレッチのやり方
  • STEP.0
    動画内 4分50秒~を参考 

  • STEP.1
    イスに座ります。
  • STEP.2
    骨盤の前側の出っ張りを探します。
  • STEP.3
    足の付け根の骨の出っ張りを探します。
  • STEP.4
    2と3の間を親指で刺激します。ぐっと中に押し込むように刺激しましょう。
  • STEP.5
    押し込んだ状態で、体をゆっくりと前後に倒します。痛みがある場合は無理をしないでください。
  • STEP.6
    今度はゆっくりと左右に倒してみます。無理のない範囲で行いましょう。

股関節の前側をストレッチすることで、おしりから太ももにかけての「大腿筋膜張筋」のこわばりが取れやすくなります。

大腿筋膜張筋

大腿筋膜張筋のこわばりが取れてくると股関節がスムーズに動くようになるので、腰への負担が軽減され、ぎっくり腰になりにくくなるのです。

ぎっくり腰の治し方|治療院での施術の流れ

整体

とりあえず動けるようになったら、整体や治療院などに治療を受けに行きましょう。

整体院 和-KAZU-」では、次のような流れでぎっくり腰の治療を行っていきます。

  • STEP.1
    場所の特定
    まず横向きに寝た状態で体を動かしてもらい、体のどこに原因があるのか=どこが動かなくなっているのかをチェックします。
  • STEP.2
    原因を考える
    動かなくなっている場所が、どうして動かないのかを考えます。
  • STEP.3
    動かない場所を少しずつ動かす
    動かなくなっている場所を押して、筋肉を伸ばした状態で少しずつ動かしていきます。徐々に痛みが和らいでくる患者さんが多いです。
  • STEP.4
    筋肉をほぐす
    少しずつ筋肉のこわばりを取っていきます。
  • STEP.5
    徐々に動かす
    痛みが取れたら仰向けになり、徐々にダイナミックに体を動かしていきます。

患者さんの症状にもよりますが、おおむね30分程度でぎっくり腰の治療を行っています。

ぎっくり腰になる原因

鋭い痛み

ぎっくり腰は、海外では「魔女の一撃」などと言われることもある鋭い痛みが特徴です。

腰を反らしたときや重たいものを持った時、くしゃみをした時などにグキッと腰が痛くなってしまうのです。

ぎっくり腰になると、寝ても立っても座っても痛いという状態になり、身動きが取れなくなってしまいます。

それでもなんとか整形外科を受診すれば、「安静にしてください」と痛み止めを出されて終わりです。

ぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛」といいます。

しかし、痛みは腰に出ていても、その原因が腰にあるとは限りません。

ぎっくり腰の背景には「全身の筋肉の疲れ」があるのです。

体は連動して動いている

前屈

ぎっくり腰になる人はほぼ全員、腰以外の筋肉が硬くなっています。

ある人は肩甲骨が硬くなっていたり、ある人は股関節の前が硬くなっていたり、硬くなる場所は人それぞれですが、筋肉が硬くなってスムーズに動かなくなっていることがぎっくり腰を引き起こす原因です。

私たちの体は、一つの動作をするにしてもいろいろなパーツが連動して動いています。

前屈を例にとってみましょう。

腰を曲げて床に手を付けてみてください。

どこが動きましたか?

多くの人は「腰」と答えると思います。

でも、もう少し体に意識を向けて細かく見ていきましょう。

太ももの前はどうですか? 膝の後ろはどうでしょうか? 背中も動いているかもしれませんね。

このように、一つの動作を行う場合でも、私たちの体の様々なパーツが連動して動いているのです。

基本的にそれぞれのパーツがスムーズに動けていれば、各パーツにかかる負担も均等ですし、必要以上に大きく動くこともありません。

しかし、なんらかの理由で動きが鈍くなっていたりすると、そのパーツの動きを補うために他のパーツが大きく動くことになります。

すると大きく動きすぎたパーツは、限界を超えて捻挫のような状態になってしまうのです。

これが腰の部分で起こると、ぎっくり腰になります。

ぎっくり腰は、簡単に言うと「腰の動き過ぎによって出てきた痛み」なのです。

ぎっくり腰になると腰に湿布を貼って様子を見る人がいますが、ぎっくり腰になる過程として全身の筋肉の疲れ・こわばりがあるので、腰だけに手当てをしても根本的な解決にはなりません。

ぎっくり腰を治したいと思ったら、まずは腰だけでなく体全体に目を向けるようにしましょう。

ぎっくり腰を繰り返すのは治っていない証拠

整骨院

「いやぁ、3年ぶりにぎっくり腰をやっちゃって参ったよ。この間は3日で治ったんだけどね」

「ここ数年ずっと痛くなかったんだけどなぁ」

などと言う人がいますが、それはぎっくり腰が治ったのではなく「痛みがマシになっただけ」のことがほとんどです。

ぎっくり腰が治るというのは、体全体の筋肉の疲れが取れ、筋肉の緊張がほぐれ、腰に大きな負担が掛からない状態になることを指します。

痛みを和らげるのは痛み止めや鎮痛剤配合の湿布でも可能ですが、ぎっくり腰を根本的に治すにはプロの技が必要です。

それぞれの筋肉がどのように連動して動いているのか、筋肉のこわばりを取るにはどうすれば良いのかを知った上で確かな技術のある整体師に施術してもらうことが、ぎっくり腰を完治させるポイントです。

まとめ

突然鋭い痛みに襲われるぎっくり腰ですが、その背景には積み重なった全身の疲れや筋肉のこわばりが隠れています。

その場しのぎの対処法で済ませず、原因を知って根本的に治療を行い、再発の不安を取り除きましょう。

BoDiSIL編集部

本記事のポイントをおさらい
  • ぎっくり腰は腰の動き過ぎ(捻挫)が痛みの理由
  • ツボ・ストレッチで応急処置が可能
  • 腰に手当をしても無意味
  • 繰り返すのは治っていない証拠
  • 動けるようになったらぎっくり腰に詳しい整体院へ