保育士が教えるトイレトレーニングのやり方|子供に言ってはいけないこと、成功の極意とは!?


トイレトレーニング
河井恵美 先生

保育士・助産師・看護師

河井恵美 先生 監修

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BoDiSIL編集部

子供のトイレトレーニングのやり方について悩みはありませんか?

  • いつからはじめればいいの?
  • 準備するものはある?
  • 保育園や幼稚園ではどうするの?

など、他にも、失敗して怒るのを我慢したり、親としても子供のトイトレに悩むことは多いですよね。

でも生まれてからずっとオムツにしてきたのに、いきなりトイレに変わり、子供もとまどっているのも事実です。

また、トイレトレーニングは遠回りになってしまうNGポイントがいくつかあります。

本記事では保育士の河井恵美先生監修のもと、トイレトレーニングをスムーズに進めていく秘訣と、やってはいけないNGポイントを解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者

河井 恵美

河井 恵美 かわい えみ


資格:保育士、看護師、助産師
経歴:助産師、看護師として大学病院、市民病院、個人病院に勤務し、救急外来や外科外来等を経験。看護師教育や思春期教育にも関わる。青年海外協力隊でコートジボアールとブルキナファソに赴任した後、国際保健医療を学ぶために大学院に進学し、修了。育児に関する実践的なアドバイスも差し上げたいと思い、保育士資格も取得。
2008年から夫の仕事関係により、シンガポール在住。2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務して日本人の妊産婦さん方に関わっている。Webサイト、エミリオット助産院開設中。

トイレトレーニングのやり方で悩んでいる親のリアルな声


トイレトレーニングの進め方

まずはトイレトレーニングを進めていく上でよく出てくる悩みや疑問について解説していきます。

トイレトレーニングはいつから行う?

トイレトレーニング

トイレトレーニングは何歳から行えばいいのでしょうか?

2歳を過ぎたくらいから徐々に子育て家庭の間でトイレトレーニングの話が飛び交い、焦りを感じたという人も少なくないと思います。

トイレトレーニングを始める時期については、何歳からということはありません。

トイレトレーニングを行えるように、心も体も準備が出来ているかということの方が重要となります。

トイレトレーニングを行える条件は以下の2つが基本となります。

  • トイレで用を足すという意味を理解していること
  • おしっこの間隔が2時間程度空いていること

この2点がクリアしていれば、いつでもトイレトレーニングに取り組むことが出来ます。

逆に、2歳を過ぎていてもこの条件がクリアしていなければ、まだトイレトレーニングは早いのかもしれません。

大切なのは、周りと比べて親が焦らないことです。

トイレに行くのを嫌がる場合はどうする?

いざ!トイレトレーニングを始めよう!となった時に、トイレに連れていくと、子どもがトイレを怖がったり、便座に座るのを嫌がって進まないというのも珍しくありません。

気をつけなければいけないのは、そこでトイレに行くことを強要しないことです。

焦らずに子どもの気持ちを尊重しましょう。

トイレは他の部屋と比べると暗くて狭く不安に感じてしまう子どもも多いです。

出来ることならトイレトレーニングを始める前から大人がトイレへ向かう姿を見せて、トイレの存在を教えておくといいです。

そして、トイレの中の雰囲気が苦手なのであれば、ウォールステッカーでかわいく飾りつけをするなど、明るく楽しい雰囲気に変えるようにしていくのがオススメです。

保育園でトイレトレーニングを完了してくれるって本当?

よく「うちは保育園だからトイレトレーニングは保育園で終わったよ!」という話を耳にします。

これは本当なのでしょうか。

確かに保育園では頻繁にトイレに行くように子どもたちに声掛けをします。

1歳になる前からおまるに座らせる習慣をつけていく保育園もあります。

こうしてトイレを子どもたちが意識しやすく、また友達と一緒に行うことによって子どもの成長も期待出来ます。

ですが、あくまで保育園ではトイレに行く時間が定期的にあるということに過ぎません。

こうした習慣を続けていくうちに、トイレですることを習得する子どももいますが、基本は保育園任せにせず、家庭でもトイレトレーニングについて考えて、きちんと取り組んでいくことが必要です。

トイレトレーニングが逆戻りって?

逆戻り

せっかくトイレトレーニングがうまくいっていたのに、病気旅行などをきっかけにトイレで出来なくなってしまった、ということもよくあります。

成功していた期間があるだけに、親も焦ったりイライラしてしまうかもしれません。

ですが、慌てず、つまずいてしまったポイントからこれまで同様にトイレトレーニングを再開するようにしましょう。

成功した経験があるということは、また必ず成功する時が来ます。

その日に向けて、落ち着いて進めていきましょう。

怒ったり強要するのは逆効果です。

それよりも、なぜ逆戻りしてしまったのか子どもの心に寄り添って考えて、思いつく問題点をクリアしていくようにしていきましょう。

トイレトレーニングは夏が向いているって本当?

夏

「トイレトレーニングをするなら夏!」ということもよく言われます。

それはなぜかというと以下のような点が考えられるからです。

  • 体が排泄で汚れたとき、シャワーなどで流しても寒くない
  • トイレトレーニングで衣類が汚れても洗濯物が乾きやすい
  • 子どもが薄着の為、慌ててトイレに駆け込んでも脱がせやすい
  • 汗をかく為、トイレの間隔が空きやすい

これらのことから、トイレトレーニングを夏に行う家庭が多いですが、必ず夏に行わなければならないということはもちろんありません。

それよりも子どもの気持ちや体調の方が重要なポイントとなります。

夏だから取り組む、というのは1つのきっかけにはなりますが、そこに固執し過ぎず、子どもの様子を見ながら進めていくようにしましょう。

保育士が教える!成功率がアップするトイレトレーニングのやり方とは!?

では、トイレトレーニングをスムーズに進める為に活用できるテクニックを解説していきます。

絵本を活用する

絵本を読む

トイレトレーニングを題材にした絵本を親子で読むのもオススメです。

トイレを絵本の中のキャラクターが成功させ、家族と喜びを共有するといった流れは子どもにもイメージしやすく自分と重ねて考えることができます。

「おねえちゃん(おにいちゃん)パンツ、かっこいいね!」などと布パンツへの憧れを募らせるように声掛けをしていくと、頑張ろうという意欲も芽生えてきます。

このようにトイレトレーニングを題材とした絵本を活用し、トイレを済ませるまでの流れや、トイレが出来るようになるとどんなメリットがあるのかをイメージ出来るようにしていくといいでしょう。

下記は子供たちが意欲的にトイレに行きたくなるオススメの絵本です。

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踏み台を活用する

踏み台

子どもがトイレを嫌がる理由は、足が宙に浮いてしまい不安定な体勢になることの恐怖も含まれていることが多いです。

また、足が宙に浮いた状態だとうまく踏ん張ることが出来ず、うまくトイレが出来ない恐れがあります。

そういった問題を解消する為に、踏み台をトイレに置くといいでしょう。

トイレの両側に置くような形だと便座にまたがった状態で足を添えることが出来、不安定な体勢が解消されます。

踏み台があると、1人で便座に登ることが出来るというメリットもあります。

おまるや補助便座に慣れさせる

おまる

成功の有無は置いておいて、早い段階からおまるや補助便座に座る練習をしておくのもオススメです。

1日に1回座る時間を決めるのも1つの手です。

お風呂に入る前は、何も出なくてもおまるや補助便座に座ってからにするなど習慣をつけるようにしていくとその後もスムーズに進んでいきやすいです。

いざ、トイレトレーニングを始めよう!という時に、これまで全くおまるや補助便座に座った経験がないとつまずきやすくなるので、慣れさせておくことがポイントとなります。

ご褒美にシールを使う

「トイレに座れたらシールを1枚」
「トイレでおしっこが出来たらシールを2枚」

などと、親子で条件を決めて、達成できた時にシールを貼っていく方法も人気があります。

好きなキャラクターや普段は使わないキラキラ光る加工がされているシールなど、特別感のあるシールであれば意欲も高まるでしょう。

段々とシールが増えていくと、子どもも達成感を得ることが出来、もっと頑張ろう!と前向きに挑戦することが出来ます。

そんなご褒美シールですが、人気の高いものをいくつか紹介します。

アンパンマンのシール

トイレトレーニングに取り組む年代の子どもたちに爆発的人気を誇るアンパンマンのキャラクターシールです。

キャラクターも多岐に渡り、名前あてクイズなどを楽しみながら集めていくといいでしょう。

キラキラシールも数枚封入されている為、うんちが成功した時など、特別の時に貼ってあげると喜びます。

ディズニーのシール

銀鳥産業(ginchosangyou)
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1から始まり30までのゴールへと順番にシールを集めることが出来る台紙付きのシールです。

30まで集めるとキラキラの王冠シールを貼ることが出来ます。

シールもかわいいディズニー仕様なので、子どももシールを集めたくなるでしょう。

きかんしゃトーマスのシール

トーマスが好きな子どもにぴったりのシールです。

他にも様々なキャラクターのシールが販売されているので、子どもの好きなキャラクターのシールを選んであげるのがオススメです。

気をつけて!トイレトレーニング中にしてはいけないNGポイント

トイレトレーニングを成功しやすくする方法をお話ししてきましたが、逆にトイレトレーニング中にしてはいけないこともあります。

トイレですることを強要する

子どもにまだその気がないのに、無理にトイレに座らせるなど強要するのはNGです。

トイレに苦手意識が出て、結局ゴールまで遠回りすることとなってしまいます。

焦ってしまう気持ちもありますが、ぐっと堪えて子どもの様子を見ながらゆっくりと進めていきましょう。

トイレでできないことを責める

責めない

うまくトイレで出来ず失敗してしまった時などに「どうして出来ないの!」と責めるのもNGです。

もちろん子どもだって好きで失敗をしているわけではありません。

責められれば責められるほど、プレッシャーを感じてうまくいかなくなることもありますし、責めていいことは何もないので気をつけましょう。

「ダメな子ね!」みたいに、人格そのものを否定するような言葉や失敗を笑うような態度も絶対にしてはいけません。

他の誰かと比べる

「○○ちゃんはもうできてるよ」などと、他の子どもと比べるのもやめましょう。

子どもの劣等感を煽ってしまうだけです。

そういった言葉掛けは子どもの自己肯定感を下げてしまう恐れもあるので、気をつけましょう。

他所の子は他所の子としっかりと割り切り、親自身が他の子どもと比べるのをやめるのがポイントです。

トイレトレーニングは焦らないで

トイレトレーニングは、焦らないことが重要なポイントとなります。

子どもにはそれぞれのペースがあります。

ですので、

  • 子どもの様子をしっかりと観察する
  • どうアプローチをするのがいいのかを考える
  • 子どもと向き合いながら進めていく

という感じで子供のペースに合わせていくことを大前提としてください。

その中で絵本やシールなどを活用し、子供が自発的に「トイレでしたい」と思えるような環境を親が作っていくことをオススメします。

BoDiSIL編集部